顔は自他共に認める普通、でも手だけだったら・・・

顔が出ない、体の一部分だけのモデルとして、雑誌、広告、テレビなどの媒体で出演する仕事。手や脚や髪などのパーツが美しいのがなにより大事です。その部分が商品になるわけなので、傷つかないように、ケアを常にしなければならなく、いわば自分の体に常に、大事な納品物を常に抱えている、という神経を使う仕事です。たしかに顔はモデルをするにあたっての基準ではないので応募してみてはどうでしょうか。

パーツモデルになるには

パーツモデルを専門にした事務所があるので、そこにまず所属しなければならなく、そこで書類審査や面接に通ると、次に広告やテレビなどのモデルを選考するオーディションに受かる必要あり、そこで晴れて選考されると、ギャラが支払われます。また、1日単位のバイトのようなものもあります。

収入

CM契約などだと1本15万円などにもなる。ただし月に何度も入るわけではないので、パーツモデルだけで生活している人は少ない。レッスン料や登録料で数万円を徴収されたり、パーツをケアする美容液などで費用がかかってしまう。商品である体にある程度、経費をかけないといけないのは致し方がないでしょう。

手タレントの日常

パーツモデルは日々の生活に支障が出てきてしまうほど、数々の制限があります。日焼けをしないのはもちろん、家事も制限され、食器洗いの際は、使い捨てのビニール手袋をし、その上に食器洗い用手袋をする。または、食器洗い自体だできません。もっとひどいのは、テレビのリモコンを操作するときも、指先で操作できなく、ボールペンのペン先や、専用のスティックを使ってチャンネルを変えたりしなくてはなりません。ほかにも、クリームを毎日寝る前にする、食事を考えて皮膚に影響が出ないようにする。などがあります。

脚タレントの日常

脚タレントの場合は、日常で歩くという行為が脚に影響するので、それもコントロールしなくてはなりません。パンツスタイルで足を保護するだけでなく車の運転も基本的にしてはなりません。左右の筋肉のつき方がかわるからです。

髪タレントの日常

毎日の洗髪もひと仕事になります。トリートメントなどをして髪の状態を保つのももちろん、ドライヤーを使わない、キッチンペーパーで髪をふくなど、ケアに費やされる時間も多くなります。

まとめ

手や足だけですが、それを毎日ケアしながら日常を行うので、他の仕事も制限がでてきます。例えば、手タレントの人が食器洗いのアルバイトなんで100%できないです。オーディションにおいても、顔をかくして行うわけではないと思うので、ほかの仕事と同様、社交性がないと仕事に結びつかない面もあります。