資格を求める人にとって、弁護士の資格はとても素晴らしいものでした。事実、これを取れば後は努力次第でどうにでもなると言われるほどでした。しかし、現在弁護士の資格を所持している人は多く、飽和状態とも言われるほどでたくさん稼いでいる人は確かにいるのですが、その一方で仕事も無くほとんど稼ぐことができない人が多いのです。
弁護士の収入
稼ぐことができる資格として知られていたのが弁護士ですが、1000万円を超える収入を得ている弁護士もいる中で、所得が70万円以下だったという弁護士もいるのです。当初、過払い請求をはじめとした多種多様なニーズに応えることが目的だった弁護士の人数は、増えすぎてしまっているわけです。
合格者を増やす計画があだに
政府は、弁護士の数が足りないということで、年間合格者3千人計画と呼ばれるものを打ち立てていました。しかし、前述の理由に加え、不景気の影響から顧問料をカットする企業も増えたことによって更に追い打ちをかけられた状況にあります。現在、政府はこの計画を撤回する方針となっています。
どんな資格がいいのか
現在、鉄板とまで呼ばれた弁護士の資格は、もはやあてになるものではなくなってしまっています。需要と供給のバランスが大きく崩れたことが原因ですが、そんな中30歳を超えても有利になる国家資格と言えば、どのようなものがあるのでしょう。
役に立つ国家資格
事実上30歳を超えてからの転職は勇気がいるものです。行政書士や司法書士、中小企業診断士、ファイナンシャルプランナーなどの国家資格は持っておいて損の無いものと言われています。どの資格もある程度難易度が高く、それでいて需要と供給のバランスが崩れていないものです。
収入は自分次第
これらの資格ならば飽和状態でもないし、稼ぐことができると思うでしょう。ただし、勘違いしてはいけないのは、あくまでも状況が良いというだけで、間違いなく稼げるというわけではないことです。あくまでもしっかりと仕事をすることによって収入を増やすことができる、つまり努力次第ということです。資格を取ったらそこで終わりではありません。
30歳からの転職を成功させるには
30歳からの転職は前述の資格を持っていれば十分なアピール材料にはなるでしょう。後は、これらの資格を使ってどのようなことをしたいのかということを考えて、起業にアピールしてみるといいでしょう。もちろん、中小企業診断士や司法書士、行政書士の資格を使って独立開業という道もあります。
